「浅利七海の炊き込みご飯」について講釈たれてみた
こんにちは。
はじめましての方はкёкуといいます。「きょく」と読みます。「きょくにゃん」とお呼びください。
今回は3月31日に投稿した動画「浅利七海の炊き込みご飯」についてお話します。あんまり自分の制作物に講釈をたれるのは良くないなあと思うのですが、今回は浅利七海というアイドルの良さを伝えるという役割もありますので思い切って筆を執りました。
【あさりの炊き込みご飯】
この動画のタイトルを考えた時に、「浅利七海コラボレーション」とかにしようかなと思ったのですが、あまりにオリジナリティがないのではないか、黒土Pの浅利七海合作とかぶるのはよした方がいいのではないかという助言を受け、考えたタイトル案の一つが「浅利七海の炊き込みご飯」でした。
そして、このタイトルに決定した時にあさりと炊き込みご飯のもとを買ってきて作ったのがこの炊き込みご飯です。苗字好き故に苗字をダジャレにするのは葛藤を持つのですが、美味しく炊けたので許してほしい。
【OP】
なにか導入が必要だなと感じた時に思いついたのが笑うせぇるすまんのネタでした。4月からアニメの新シリーズが始まるのはOPが完成した時に知り、天啓を感じました。
【ジングル】
画用紙と粘土と折り紙で作りました。魚はサバオリくんのつもりでしたが不器用な故に全く似なかった。
【ヤドカリマンモス】
Aviutlをインストールして初めて作った動画です。このヤドカリマンモスは「ゲゲゲの鬼太郎 国盗り物語」に登場するムー帝国の総理大臣のペットで妖怪ではありません。ひと目でヤドカリでマンモスだーとわかる水木しげる先生の造形力の高さを思い知らされますね。
【モノマネ・安部菜々】
案外似ませんでしたが自信作です。
【論破ーズ】
びっくりするほど言及がないんだけどみんなロンパーズっていうナムコのアーケードゲーム知らない……?
【フィッシュパラダイス】
フィッシュパラダイスはいいぞ。七海ちゃんと肇ちゃんがタッチしあってるのがいいところだと個人的には思います。
ちなみにこの映像はボルテスVがフィリピンで放送された時に制作されたティト、ヴィク、ジョーイというコメディアンによるパロディです。ボルテスVのフィリピンでの人気の高さが伺えますね。
【ジングル2】
千羽鶴もとい千匹魚ですが40匹くらいしかいません。
【ななみの船は300とん】
美幌健という演歌歌手のデビュー曲「おいらの船は300とん」という歌の替え歌です。北見恭子などもカバーしてます。浅利七海ちゃんにカバーしてほしい歌の一つなんだけれども安直すぎるかな?
ちなみに「おいらの船は300とん」には元歌がありまして、青木光一による「船は三〇〇噸」がそれです。
【パセリあさり】
浅利七海合作のパセリ七海のパロディです。あさりを茹でる時にテンションが上ってしまいました。
【声に出して読みたい日本語】
前向きで得も言われぬしぶとさがあって、純粋さもあって浅利七海ちゃんのセリフの中ではお気に入りの一つです。
BWV773じゃなくてBWV772なのはBWV773にしようかと思ったんだけどBWV773が短調でかなしい曲調だったので忍びなく感じられたからです。
【我ラCoolナ14歳】
いいぞ。
【ハッカクの刺身】
ハッカクが自己紹介しているのに次の写真でもう捌かれているという諸行無常感が欲しかったのです。
【ときめきオーシャン】
ときめきオーシャンの歌謡曲感はいいぞ。瀬名さんをはじけさせてみたかった。
元動画はドイツの家具チェーン・ヘフナー(楽器メーカーのカール・ヘフナーとは関係ありません)のCMです。
【モノマネ・Never say neverを歌う細川たかし】
自信はあったんですが全然似ませんでした。
【苗字解説】
いつもやっていることです。
ぼくは北海道におりまして、周りには浅利という苗字の人が多くはないけれどもそれなりにいるという環境で過ごしていまして、七海ちゃんは親戚のかわいいお嬢ちゃんみたいな感じで見ております。
苗字は素晴らしい。特にシンデレラガールズは、キャラの苗字が多い地域がキャラの出身地と合致していて気持ちいいですね。あまり創作において苗字の分布の問題は考慮されませんのでこういうケースは珍しいのです。
詳しくはこちらの記事を見てください。
http://dic.nicovideo.jp/id/5443180
バッハは何にでも合う。
【串本節】
浅利は和歌山県では東牟婁郡串本町に多く分布する苗字です。串本町と言えば串本節ですよね。
【サバ】
我が混沌のサバト・マリアージュを聞いてて思いつきました。
【サバオリくんの心の声】
変化球が欲しかったので。元ネタはOH!スーパーミルクチャンのハナゲの心の声です。
【世界「あ」のつくものランキング】
世界「あ」のつくものランキングです。
【エンディング・浜の人気者】
七海ちゃんは浜の人気者だといいなあと思ったので。
【そもそもの話……】
ぼく、アイマスPになったのが最近のことで、まだ1年ほどしか経っていません。アイマスPになったきっかけも説明するのが難しい。もともと、ぼくはアイマスのこと人気だなあすごいなあと思いつつもよくわからないさんでした。
そんなぼくをアイマスPにしたきっかけはまずこちらのツイートでした。
きょくにゃんからアイマスの苗字を習う生
— まななん (@mananan28) 2015年6月13日
フォロワーさんのまななんさんにアイドルマスターの苗字をぼくが解説する生放送をやらないかといわれたのがきっかけでした。
そもそも、デレマスの苗字(とキャラの出身地の関係)が面白いというのは(ぼくの中で)よく知られた話でした。
へえ、滋賀出身なんだ。藤居姓は滋賀県土着の苗字。藤居にかぎらず、松居、浅居など滋賀県には「居」のつく苗字が多い。|藤居朋 - ニコ百 http://dic.nicovideo.jp/id/4849916 #nicopedia
— きょくにゃん@苗字シャン (@ky2g) 2012年3月21日
モバマスアイドルの苗字の分布と出身地は一致してたりしてなかったりする。今、ざっと調べてきたけど
— きょくにゃん@苗字シャン (@ky2g) 2012年3月21日
工藤、栗原、古賀、成宮、藤居、輿水、三好あたり(苗字のみで失礼。苗字脳なので)は「わかってるんじゃねえの?」と言わざるを得ないのでは
— きょくにゃん@苗字シャン (@ky2g) 2012年3月21日
古くは2012年からこの事について認識しているんですね……(今調べてびっくりした)
モバマスはアイドルの苗字の地域性と出身地がほとんど一致しているから小気味いい
— きょくにゃん@苗字シャン (@ky2g) 2014年3月21日
榊原も愛知県半田市付近の苗字だからモバマスに完全にお墨付きを与えるわけじゃないが(←なにもんだこいつ)
— きょくにゃん@苗字シャン (@ky2g) 2014年3月21日
何様なんでしょうこの人。んで、ニコニコ大百科でモバマスアイドルの記事に「○○は○○県に多い苗字で~」って文が載る。こんなの今まで見たこと無い。苗字が注目されるなんて。しかも創作人物で
— きょくにゃん@苗字シャン (@ky2g) 2013年6月14日
そう。デレマスは苗字の名付けが非常に面白いのです。初期実装キャラはあまり、苗字の分布と出身地が一致していませんが、後から実装されたキャラは一致することが多い(このことは現在製作中の同人誌「アイドルマスターの苗字を語る本」にて解説します)。
おそらく、運営の方はよく勉強していらっしゃるのではないでしょうか。そんなわけで、デレマスはプレイすることはなくとも注目していました。
苗字について飢えているぼくは先程のツイートに食いつきました(すぐ食いつきます)。そしてまななんさんはアイマスのことを、ぼくは苗字のことを語るために始まったのがこちらのコミュで放送している
「アイドルマスターの苗字を語る生 THE SURNAMEM@STER(サーマス)」という番組でした。初回放送(プレ放送)が2015年6月なのでもうすぐ2年経つんですね。放送の内容はニコニコ大百科の記事(http://dic.nicovideo.jp/id/5443180)をお読みください。
プレ放送で765ASの苗字について解説。そして第一回、ディアリースターズの3人(日高愛、水谷絵理、秋月涼)の回でした。この回で「DSのシナリオはすごく良い」と聞きました。話を聞く限り「パワポケみたい」という印象を持ちました。
それから1ヶ月して、ディアリースターズを新品で購入。やってみるとこれがもうパワポケだった。すごいなあ。と思いつつ、シンデレラガールズにはまだ手が伸びませんでした。
ちなみに浅利七海ちゃんを知ったのはこの頃です。フォロワーさんのなっくさんが描いたこの絵がきっかけでした。
浅利七海chang! pic.twitter.com/pQCtB0EKEk
— なっく (@knuck07) 2015年10月11日
浅利って苗字だ!!!! 創作作品で見たことない! あっそっかデレマスの子だよね。調べてる時に見た。しかも……。
あら~~~~~~~~~。めんこい。サバオリくんをぎゅーってしてるところが特に良かったようです。
まあでもぼくは腰が重いのでアイドルマスターのことについて沢山の人から教えられていたにも関わらず。まだデレマスはやりませんでした。何よりスマホはおろかガラケーも持っていなかったのです。環境が整っていなかったというのは大きな理由でした。
その代わりと言っては何ですが、デレマスのCD(CINDERELLA MASTER)はちょくちょく買ってました。神崎蘭子ちゃんのとか安部菜々さんのとか星輝子ちゃんのとか。それで満足してたんです。
去年(2016年)の7月です。とうとうスマートフォンを買ったぼく、なにかゲームがやりたくなってきました。もうわかりましたかね。デレステです。
デレステをインストールしたぼくはほぼはじめての音ゲーにREGULARですら苦戦しました。元来負けず嫌いですし、一つのことに熱中するタイプでしたのでもうやり込みました。そしてたくさんいるアイドルたちのことも一人びとり理解りかけてきたのです。
さらにデレマス・デレステの楽曲がめちゃくちゃええやん!! CD欲しなってきたわ! とシンデレラ関係のCDを買いあさりました。まあよくあるデレステから入ったPですよね。
そして11月、シンデレラとDSがコラボとの報を聞き、前年にやったDSの感動を思い出したぼくは本家デレマスも始め、今ではこんなにプロデューサーに! と言った次第なのです。なので、ものすごく経験が浅いのです。
【浅利七海合作との出会い】
実は先週です。いえ、浅利七海合作という動画の存在は知っておりまして、何やらものすごいということは存じておりました。でもぼくは持ち前の腰の重さを発揮して見ていなかったのです。
そんな時、先週のサーマスの放送でまななんさんと今年の総選挙の話になりました。
まななん「きょくにゃんは去年の総選挙やったっけ」
きょくにゃん「やってないですね。まだCMをちょくちょく買ってた頃です」
ま「誰に入れたい?」
きょ「その時になったら決めます」
コメント「きょくにゃんは浅利七海でしょ」
きょ「せやねー……。七海ちゃんですかねやっぱり」
ま「謎の動画(浅利七海合作)も流行ったしね。チャンスだよ」
きょ「……。謎の動画まだ見てないんですよね……」
ま「ええ!? 見てないの!? 見なよ!」
てなわけで放送終了後まななんさんと一緒に見たんです。浅利七海合作。
これがまたすごい。話題になるだけある。やってることはシッチャカメッチャカなのにすごい勢いでバランスが取れている。
まななん「きょくにゃんこういうの好きでしょ。だからもう見てると思ってた」
はい、大好きです。そんな中ふつふつと燃え上がる衝動。これはぼくも作るべきではないかと。「伝説」の後を追うのは……という気持ちもありました。でも、やってみようと。
ぼくがまずやったことはAviutlをインストールして動画が作れるかなということです。なんとかぼちぼちと作れるということがわかったので、それからは浅利七海合作を見つつ、リスペクトしつつ、ぼくのやりたいことをしようと、七海ちゃんへの気持ちをカタチにしようと。
てなわけで作ったのがこういう動画でした。予想に反してものすごい反響を頂いて恐縮しております。ありがとうございます。
浅利七海ちゃんはほんとうに魅力ある可愛い子なので、よろしくお願いします。
Cool属性の14歳押しのきょくにゃんでした。